地域おこし協力隊の実態を公開!普段なにやってるの?

どうも!しまてぃです!
地域おこし協力隊に興味がある方は、実際どんな活動をしているのか?
というのはとっても気になるポイントかと思います。
協力隊の活動というと、おそらくほとんどの人は


あなた
と、思われているかと思います。
私も協力隊として活動する前まではそう思っていました!笑
でも実際に、協力隊ってどんな活動をしてるの?どんなスケジュールで動いてるの?
というのはなかなか募集要項からは読み取れない部分かと思います。
なので現役の協力隊である私が、どういう活動をしているのかをドドンとご紹介します。
さらにおまけとして、他の現役隊員の活動についても簡単に触れたいと思います。
これから地域おこし協力隊に応募する方の参考になれば幸いです!
地域おこし協力隊の実態
私は2019年5月から協力隊として、「観光を盛り上げる」という町の目標のもと活動を開始しました。
フリーミッションとして採用されていますが、「観光促進」を前提とした活動を行なっています。
勤務体系
基本的に毎日朝8時半までに役場に出勤し、17時15分に退勤となっています。
残業はほぼ無く、仕事が終われば即帰ってOKです。
というか、定時になったら役場の人が
「帰れるなら早く帰りな!」
と声を掛けてくれるので非常にありがたいです。
今までは電車通勤でしたが、今は車で通勤しているので気持ち的にはものすごく楽になりました!
毎日車の中でガンガン音楽を流して歌いながら通勤しています!笑
業務内容
津野町は
- 四国カルスト(天狗高原)
- 四万十川源流点
という絶景を中心にたくさんの観光資源を持っているので、それらを活かして観光の町を作り上げるべく奮闘しています。
ということは常に町中を駆け回っているのか?というと、そうではありません。笑
実際には事務所にいることも多く、外に出ているのと半々くらいになります。
具体的にどんなことをしているかというと
- 観光資源の把握(現地視察)
- 町内イベントの準備、参加
- 観光計画案の作成
- 自然体験の参加
となります。
先々の活動予定としては
- 宿泊施設や道の駅でスタッフとして研修を受ける
- ツアー商品の企画、実施
- 新商品(食、雑貨など)の企画販売
- イベントの企画、実施
- 他の観光地への視察
などなど。
外に出て観光資源を見て回ったり、各施設のスタッフに話を聞きに行ったりなどはありますが、企画するために役場内で提案書などを作ったりする時間も多いです。
「役場の職員」になってるんじゃないの?
地域おこし協力隊について調べていると出てくる話ですが、「役場の臨時職員扱い」みたいになってしまってる、という例も目にします。
つまり役場の雑用みたいな感じで、協力隊らしい活動をさせてもらえないような例です。
私の活動内容も、もしかしたらパッと見そんな風に見えるかもしれませんね……
でも実際には、観光業務に関係ない仕事は回ってこないように協力隊担当の職員さんが管理してくれています。
今はまだ活動開始して間もないので、役場の職員さんから仕事を振ってもらうことも多いですが、自分でやりたいことを提案するとすんなり受け入れてくれたりもします。
「観光促進」につながることであれば、自由に外出して仕事をしてもOKです。
任期終了後を見据えた活動を応援してくれる!
協力隊の活動を開始して最初に、3ヶ年の活動目標シートの作成を行いました。
この目標シートはあくまでも自分のやりたいことを実現するためのものであり、町が期待する活動(観光促進)とは別物です。
1年目、2年目、3年目とどんな活動をしていくのか?
そして任期が終了した後、どのように仕事をしていくのか?
その目標シートを元に活動の方向性を決めていき、協力隊の制度でどこまで現実レベルに落とし込めるか?を役場の人と話し合いました。
私の場合、自分がやりたいこと(燻製作り)と町の目指す方向性(観光促進 / 商品作り)が一致していたのでかなりスムーズに話が進みました。
ちなみに、週5日勤務のうち、1日は自分のための活動に充てて良いということになっています。
残りの4日間は、協力隊の活動として観光促進に充てる時間となっています。
地域おこし協力隊の副業について
副業については自治体によって様々なので、トラブルにならないようによく話し合いをして確認しておくべきポイントです。
私の場合は、燻製を商品化・販売して得た利益は全て自分のものにして良いと確認を取っています。
ただし、兼業届けを提出し、市場調査という形での販売を行い、副業に関することを全て報告書としてまとめて提出することが条件になっています。
また、当然ながら原材料費などは全て自費となります。
このあたりは勝手にやってしまうとトラブルになり、最悪協力隊として活動できなくなってしまいますので気をつけましょう。
ちなみにですが、副業が軌道に乗ってそれだけで生活できるレベルまでになってしまうと、それはそれで協力隊をやめなければいけない可能性もあります。
生活基盤ができあがって定住につながると思うので喜ばしいことではありますが…!笑
おまけ:他の協力隊員の活動について
他の協力隊員の活動については、詳しくお伝えすることは難しいですが簡単にご紹介します。
私のやっている観光業務の他に、
- 茶業
- 木工業
- 地域支援
の業務に携わっている隊員がいます。
この3業務については、いずれも役場に出勤することはあまりありません。
茶業は農家さんの元で働いていて、
木工業は大工さんの元で働いていて、
地域支援は「集落活動センター」という、廃校になった学校を活用して地域の交流を促進する業務を行なっており、該当施設にて業務を行なっています。
観光業務はどうしても町が絡んでくるので役場として動くことが多くなりがちですが、他の業務になると町(役場)とは関わりが薄くなります。
それぞれ良し悪しありますが、協力隊としてどんな活動をしようか悩んでいる方はぜひ参考にしてみてください。
まとめ
協力隊の実態といっても一概には言えず、自治体によって、活動内容によってかなり変わってきます。
また協力隊の担当につく職員さんによってもかなり対応は変わると思います。
興味のある自治体がある人は、その地域で協力隊として活動している人やOGOBにコンタクトを取ってみるのもありかもしれません。
その際には、柔軟に対応してくれる状況かどうかを確認してみてください。
「これがルールだから!」とか「このやり方以外は認めない!」という状態では正直活動するのは困難です。
「将来こういう活動をしたいので活動費でこの資格を取りたい」みたいな提案もスッと受け入れてくれるようであれば、かなり柔軟性は高いと思います。
自治体に直接確認するもよし、協力隊員にコンタクト取るもよし。
移住してよかったと思えるよう、いろいろ情報収取してみてくださいね!